先日こんなニュースがありました。


おっ!
東大大学院教授の研究論文で「生まれ月による差は想像以上に長く続く。成人して就職してからも」と発表したというニュースです。
とっても興味あるテーマ。なぜって
わたしの子は二人とも早生まれだから!!!
長男長女とも2月生まれで、ぼんやりした性格、成長が早くないし優れてもいない(親のDNA上多くは望むまい)。
特に長男。
平均的な子だったので苦労したと思います。
例えば
「2年生で掛け算九九」、なんですが
小学校2年生は7歳の子と6歳になったばっかりの子が混ざってそれを習うんです。
長男、なかなか覚えられないんですよね。
というか、学校の授業、ぼや~っとしてました。

成長めまぐるしい世代の半年って大きので、先に生まれてる子が一歩先行ってしまうのは仕方ないことなんだよなぁ
教わっても「え~なに・・・」状態で、
ぼんやりしている間に4月5月6月7月生まれの子たちがどんどん合格していっているのに自分は全然合格できなくて
「え?オレバカ??」
って感じ。
で、どうなるかというと、
ごく普通の成長をしているにもかかわらず、
先に生まれている子は「自分はできる」と思い、後から生まれた子は「自分はできない」と思ってしまいがち。。。
この差は成人してからもずっと続くっていう研究論文なんですが、わたしは納得しちゃいました。そうかもしれない。
小学校の頃はずっと長男、劣等感のカタマリだったと思うなぁ。
もっと古い話になるけど、幼稚園のとき自転車の補助輪をとる・とらないって言っていたころ、長男は他の子と同じ4歳半くらいでとれたけど、幼稚園のママ友には
「あ、やっととれたんだね」
って言われました。
その子が補助輪がとれた月齢と長男がとれた月齢はほぼ同じだったのに、やっぱり「やっと」って思われちゃうんですよね。
そんなささいなことの積み重ねで劣等感や優越感は生まれてくるし、優越感を持っている子のほうが伸びていきやすいものだよ。
中学生くらいになればみんな同じになるし、三浦カズ(サッカー)とかだって早生まれだよ、と言われたけどそういうことじゃなくて、
同じところまで成長しきった頃には一方は「自己肯定感・オレはできる」の土台ができ、そうじゃないほうには「自己否定感・オレはできない」の土台ができちゃうことが多い、って話。。
一部特殊能力の人を引き合いに出して「だからがんばれ」っていうのは全く違うよね。
。。。ステイホームで家にいるとき長男とダラダラしゃべっていて
「オレは高校に入るまでずっと、自分はバカだと思っていた」
と聞いたんです。
薄々わかっていたけど、直接長男の口から聞いたのは初めてでした。
※注:ちなみに今は頭脳明晰で優秀だといいたいわけではありません
ずっと運動も、勉強も、やってるつもりでもできないし教わってすぐにオレはできないと思っていたけど、高校生になって同じくらいの学力の人たちの中で生活するようになって、体力とか色々やっとみんなに追いついたのもあって、やればできるかも?と初めて思った、んだそうです。

高校生でやっと気づくとは遅いほうかもしれないけど、
気づいてよかったわ
ちなみに長女も早生まれなので
この子も多分、「みんなはできるのにわたしはできない」と思いつつ大きくなってきたと思うな。今のところそれを口に出すことはないので、本当はどう思っているのかまだわかりませんが。。
結論はないんだけどね、
やっぱり早生まれの子、特に小さな子は直接不利だし、
長い時間かけて自信をなくしちゃうのは本当にもったいないことだよ。
親がいくらホメまくっても
自信って持てるわけじゃないからねぇ。
そんなわけで、
あっ、今日はまじめなこと書いちゃった。ここのところ暑すぎて、秋すっ飛ばして冬がこないかなという気分。ではまた。