同世代(アラフィフ・アラ還)の友人数人で話していると、自分の両親の心配、という話題になることがあります。
わたしらが50代だから、親は70代・80代なわけで、
へんな話になるけど、
すでに両親ともに他界されている場合以外は、親のことが多かれ少なかれ心配事のひとつなんですよね。
わたしも
数年前にガンで実母を亡くし、
十数年前にもガンで義母を亡くしたので、
実父と義父がやもめ暮らしをしているという状況です・・・
で、お墓の話。
友人の一人が、
「実家の両親からお墓を買うからつきあって、って言われてさ~」
と話はじめました。
聞けば、我が実家と同じような状況。
※わたしの実家は両親ともに次男次女なので継ぐべきお墓はないし、
わたしには妹しかいないので、実家の苗字を継ぐ人もいない
友人の実家もお墓をたててもご両親の次に入る予定の人がいるかいないかハッキリしない状況(妹さんが独身だけどこのあと結婚するかもしれないし)。
なので友人はお墓はいらないと思っているのだけど、当の本人(ご両親)がお墓が欲しいと言い出して・・・という感じでした。
お墓もちゃんと買うと百万単位だし、
のちのち墓守さんがいなくなったら困るし、みたいな話になりました。

新興住宅地のアラフィフ主婦にありがちな悩みよね
で、お墓を作りたくない私の友人は
「海に撒いちゃうっていうのどうなんだろ?」
と言いました。

あ、それね、
わたしも考えて調べたことあるのよ・・・
母が亡くなってお墓を探した時に海洋散骨も候補の一つにあがったのですが、結局それは選びませんでした。
ちょっと調べてわかったのはこんなことだった↓
- 遺骨は遺体なので、好きなところへ埋めたり撒いたりしてはいけない。
(犯罪予防と感染症予防の二つの理由から。墓地埋葬法というので遺体を埋葬してよい場所は決められている) - 海に撒くのは例外中の例外。
撒いてよいエリアが決められており、業者を選んで依頼することになる。一番近いとこでも江東区から船をチャーターして散骨するっていう業者があったような・・・ - 散骨ツアーに参加した友人がいたが船酔いしてしまって大変だった。
- 母はいつも海に行っていたわけではない。
ロッカー式とか樹木葬とか色々あるけど、
値段と方法に本人(もしくは子供達である私達)が納得できればいいんだけどね、と話しました。
わたしの実家の場合は、
守るお墓を持っていなかったのでお寺さんとのつきあいもなく、
心細い反面、自分の家のことだけ考えて好きにできるというのがありますが、
お墓持ちの人にはお墓を守らねばという気持ちがあって、
それはそれで結構大変のようですね。
最終的にうちの実家は、母のお骨を納めるために
永代供養付きのミニミニ墓を実父が買いました。

施設利用料を2年間支払わなかったらそこにあるお骨は自動的に隣の寺院の永代供養墓に移され、自動的に墓じまいされるというお墓です
誰が入ってもいいように〇〇家の墓とはせず、
「憩」の一文字を入れてもらいました。
従来のお墓としてはとーーっても小さいけれど、
私達にはピッタリのお墓だなと思います~
友人のところは、
友人のご両親は墓地の業者を呼んでお話を聞くと言っていたそうですが、
まだ両親ともに元気なのに急いで決める必要ないと友人が言って、
一旦保留になったそうです。

お墓をめぐる事情も変わってきているのでそれがいいかもしれないね
わたしが住んでいる自治体は樹木葬墓地に続いて合葬墓の整備もしてくれたのでわたしが死んだら(実家のミニミニ墓地に入れてもらってもいいし)そっちにいれてもらうという選択肢もできました。

死んだあとのことは
テキトーにやってもらっていいわ
・・・というか
ついこないだまでお産や子育ての話で盛り上がっていたというのに

これからは
健康やお墓の話で盛り上がるわけね
女子会のテーマも年齢とともに変わっていくわけね。
そんなわけで、また。