学生時代、というとみなさん色々な楽しい思い出があると思いますが、

わたしは
楽しい思い出が少ないです
今以上に引っ込み思案(今でいうコミュ障)、友達の顔色をうかがう子だったので積極的に人と関わるのが苦手、
特に大人数ではどうふるまっていいかわからず、
すみっこで目立たないようにしているタイプでした。

なんでこうなったのかというとね。
理由は小学校2年生の時。
わたしは転校生として夏休み明けの2年生2学期の教室に放り込まれました。
地方から東京に引っ越してきたので、教科書や体操服など全部違いました。
そんなことはたいしたことではなくて、
わたしが覚えているのは、
算数の時間に、「これわかる人~」に何を血迷ったか手をあげて全部答えてしまったのです。
教科書の進み方が前いた小学校と引っ越し先の小学校で違っていたので
前の小学校ですでに学習した内容を、引っ越し先の小学校でまた習っただけのことで、
わたしが頭がいい子だったわけではないです。
わかるのがうれしかったのかもしれません。
そのときの態度がエラそうに見えたのか、わたしは
「ナマイキなヤツ」
「つまらないヤツ」
と思われたみたいです。
もともと目立つタイプではないし、友達づくりが上手なタイプでないのにへんな目立ち方をしてしまったらしく、わたしに声をかけてくれる女の子はいませんでした。
それと、転校して早々に給食で牛乳をこぼしてしまったんです。
転校前の学校は三角パックの牛乳にストローをさして飲んでいたのに、転校先の学校は牛乳瓶で牛乳キャップを外して飲むタイプでした。
牛乳キャップを外すのは、銭湯のコーヒー牛乳でしかやったことがなくて、そのときは牛乳キャップを外す道具が置いてありました。
でも
新しい学校ではそれはなくて、みんなが爪で上手にキャップを外していました。
誰かにやりかたを教えて~とか、やって~って言うコミュニケーション能力がなかった私は天候早々に牛乳キャップ外しに失敗し、牛乳をこぼしてしまったのです。
そのときの周りの冷たい視線は、今でもよく覚えています。

暗いな~~私
そう、私は暗くて面白くなくて、牛乳キャップもまともに外せないくせに算数の問題が解けることを自慢する、へんな目立ち方をした、イヤなヤツでした。
その後3学期に引っ越してきた女の子がたちまちクラスになじんで人気者になったのを見ると、私に友達ができなかったのは私がイヤな子だからだと自信なくしました。
小学校3年生になってクラス替えがあり、
転校時の失敗を繰り返さぬよう発言に注意した結果、
わたしにも友だちができてそれなりに普通にすごせたので
空気を読んで発言し、なるべく目立たないようにする
は、私の内側の鉄則としてずーっとありました。今でも・・・
と、だいぶ話が暗くなりましたが・・・
今日は地元に行って中学時代の友人と会ってきました。
6人集まってあれやこれやおしゃべりをしました。
当然中学校でも私は、その場の空気を乱さぬようふるまっていたつもりですが、失敗することも多く、友達とワイワイって記憶が他の人より少ないです。
だけど・・・

年を重ねると少しづつ薄れるもんですね
30代くらいまでは中学校時代の友人とは会うことをためらってきました。
それでも「みんなで集まるから来たら」と誘ってくれる友人がいて、中学時代の友人の集まりに数年前から参加するようにしました。

大丈夫、普通に楽しい
なんとかうまく立ち回れるようになってきたような気がします。
そして結構、楽しいです。
今でもやはり、なるべく波風を立てないように・空気を乱さないようにするクセはあるし、みんなの顔色をうかがいつつ話題を選んでいるなと自覚するときはあります。
自慢話ととられないか、エラそうだと思われないか、いまだ考えつつ喋ってるな~と自分に苦笑することも多々あります。
長--いこと、
私は自分を受け入れてもらえなかった小学校2年生の教室がトラウマで、
その後進学しても、新しい友達とあってもまずは様子を伺い大人しくし続けていた私。
学校と学校の仲間がちょっと怖かったけど、今日は久しぶりに友人とあっておしゃべりして楽しかったです。(いつもわたしみたいなヤツを誘ってくれる友人には本当に感謝です)
ながいことかかってるけど、私も少しづつ開放されてきたかな?!と思ったり。
なーんちゃって。