えーーっと
ちょっと話しにくい話題ではありますが(笑)
高校生の息子が 痔 になり、受診した結果
切らずに快癒しました のでその記録です。
※痔にもいろいろな痔があります。
息子のは血栓性外痔核 (けっせんせいがいじかく)という赤黒い血豆みたいなものでした。
そもそもの発端は、お腹の調子を壊したこと。
下痢っぽくなってしまい、何度もトイレに行った翌日
朝おきるとお尻が痛くなり始めたそうです。
痛みはだんだん強くなって、
翌日の朝には立ったり座ったり、部活の基礎練(腹筋とか屈伸とか)がつらくなってきたようで
おそるおそる自分で肛門を確認したところ(鏡でも使ったんだろーか??)
赤黒い小指の先の大きさの痔を発見!
なんじゃこりゃ!
さすがに現代っ子だけあって
親に相談する前にネットで散々検索をして
この症状がいわゆる「イボ痔」にあたること、
「痔は悪化する一方なので早めに切ったほうがいい」
「日帰りでも可能」
など、外科的処置が必要なことを知って恐ろしくなり、
やっと親に相談してきました。
さてさて、
お産のときに痔の経験があるわたしは
そんな息子の訴えを笑って聞いていたのですが
本人もつらそうだしクスリもあったほうがいいかなと思ったので
念のため肛門科を受診してみることにしました。
以下はそのときの先生の診断です。
- この症状は 血栓性外痔核 (けっせんせいがいじかく). といい、
排便の際の衝撃で肛門付近の毛細血管にキズがついて出血したものの
なんらかの理由でその血液がでずに粘膜の内側にたまってしまった、
いわゆる「血豆」である(脱肛によるイボ痔とは別のものである)。 - できてから数日間はとーーっても痛い。
- しかし、この血栓性外痔核というのは自然に治るものである。
大きさにもよるが3~4日後~10日程度で自然と痛みは収まり、血豆も小さくなって快癒する。 - 大きなものでなかなか痛みが引かない場合は切るケースないわけではないが、
滅多にない。(ほとんどは自然に収まってくる) - 冷やさずに温めるとよい。軟膏を塗っておくとよい。
- 再発防止には便秘や下痢をさけることが重要だけど、
できてしまっても治るものなので気にしなくて良い。
というわけで軟膏を処方していただきました。
治るタイプのものだ、ということや
単なる血豆だ、ということを知って息子もほっとした様子。
先生の診断通り、その翌日には痛みもひき、
いつもの生活にもどりました。
やれやれですね。
そのときの治療費はこんな感じでした。
基本初診、 投薬処方箋料 一部負担金 |
1,060円 |
調剤技術料、薬学管理料、薬剤料 一部負担金 | 660円 |
合計 | 1,720円 |
処方された薬↓
強力ポステリザン(軟膏)。
一般名として「大腸菌死滅・ヒドロコルチゾン配合軟膏」とあります。
強力に大腸菌を死滅させるヒドロコルチゾン・・・
なんとも頼もしいお名前!
薬の働きのところを見ると
「肛門部の痛み・腫れ・かゆみなどを和らげる薬です」
とありました。
ちなみに、
肛門に注入するカタチになっていますが、
今回は肛門の外にある血豆なので
中に挿入しなくていいそうです。お風呂あがりなどに一日2回くらいぬってねとのことでした。
お尻の痛みが気になってこの記事を読んでくださる方、
赤黒いものだったら血豆なのでそんなに心配しなくてもいいそうですよ。
それと
肛門科、ってきくとはずかしいなと思うかもしれませんが
診察する先生はそういう風には思わないんで全然大丈夫です。
気になるのであれば受診してクスリもらうと安心です!

わたしはお産のときに痔になってしまったのですが、
とーーーーっても痛かったです!! (お産よりツラかったくらい・・・涙)
今回の息子の痔核よりも大きかったので、
治るか不安でした(でも治りました)。
肛門科ときくと、なんとなく敬遠したくなりますが、
お医者さんはとても親切。
肛門見せるのは抵抗あるかもしれないけど、
長引いちゃうのはもっと抵抗あり!
気になるなら受診してしまうのが治すのには最もいいパターンかも、ですね!