しつこくこのネタですみません。
旅行の顛末はメモとして別にまとめておこうと思ってるのですが、

たった3泊4日なのにまだコーフンしているワタシ
久々すぎて感じることがいっぱい。 なので、感想を先にメモしておきます。
大湾区発展計画(香港・マカオ・広州・深セン周辺)
今回、わたしたちは香港国際空港から陸路(港澳珠大橋)を通って澳門に入ることにしました。
・・・と、その前にちょっと社会科学習。
中国政府が推し進める国家プロジェクトに「大湾区発展計画」があります。
香港と中国南部の広東省、それにマカオの間でヒト・モノ・カネの流通を活発化させ、この地域を国際的な経済拠点にする計画、だそうです。

香港マカオはこの計画のど真ん中にあるのね
地図で見ると、本当に香港・マカオ・広州・深センは近い。
ちょっと見づらいんだけど、香港・マカオの地図に、東京駅周辺の地図を重ねてみると・・・
香港国際空港から香港島までが、東京駅から船橋周辺くらいまでの感じで、
香港国際空港から澳門半島までが東京駅から町田くらいまで、
香港国際空港から深センまでは東京駅から柏駅くらいまでの感じでしょうか。
半径30キロ圏内に香港・マカオ・珠海(中国)・深セン(中国)があるという距離感のようです。
そんな中、この地域を行き来するための大交通網が整備中だそうで・・・
港珠澳大橋もその一環として建設され、2018年秋に開通したばかりだそうです。
※港:香港、珠:珠海(中国本土)、澳:澳門 で港珠澳大橋

Wikipediaの港珠澳大橋のページより
香港から港珠澳大橋を経由して、マカオそしてその先の中国の珠海までが陸路で結ばれて、一直線に中国本土へ渡れるようになったとか。

この港珠澳大橋を渡って香港からマカオにわたりました
港珠澳大橋の全長は55km。世界最長の海上橋です。

ちなみに川崎と木更津を結ぶ東京湾アクアラインは15.1km
アクアラインだってすごいなと思っているのに、その3倍以上の海上を渡る橋。本当にすごいです。
そのほか、鉄道の整備も進んでいて、香港から上海まで新幹線で行けるのだとか。
すごいすごい。やることがデカい。
チャイナマネー、すごい。。。とマカオで感じた

私が楽しみにしてたのは澳門(マカオ)♪
旧ポルトガル領だったマカオでは、世界遺産のあるマカオ半島と、東洋のラスベガスを目指しているというマカオ半島コタイ地区、ふたつの側面があるときいていたのでそれを見てみたいなと思いました。
世界遺産のある旧ポルトガル領らしさが残る、マカオ(マカオ半島)
東洋のラスベガスを目指して開発中、マカオ(コタイ地区)

デ、デカイ、
キンピカ、ギラッギラ
まぶしいーーーっ
ちょっと調べてみたら、マカオコタイ地区にはラスベガスにあるアメリカ資本の大手カジノが進出していました。(サンズ「ヴェネチアン」(金沙中国)・「ウィン(永利澳門)」・「MGM澳門」など)
それ以外にもギャラクシー(銀河娛樂、香港資本らしい)、地元のSJMもあり、ものすごいことになってます。

ディズニーランド周辺の大型ホテル群ですごいと思っていたワタシはなんと田舎者だったんだろう・・・
日本でも昨年IR法案が成立して国内にIR(統合型リゾート)ができるそうですが、

こういうのが日本にもできちゃうの・・・?
純粋に不思議な気持ちになりました。
すごいなぁ、儲かるんだろうなぁ、カジノ。
カジノで潤ってるから?マカオ内の移動はほぼ無料だった
わたしはカジノに興味がなく、同行した子供たちも21歳以下だったため、カジノにお金を落としませんでした・・・

いわゆるカスな客です
カジノで潤っているせいか、マカオ内での移動はほぼ無料のシャトルバスですませることができました。
ホテルから世界遺産のあるマカオ半島へ、フェリー乗り場へ、シャトルバスが15分おきくらいに出ていて誰でも乗れます。
マカオはまだまだ開発中らしくあちこち工事してました。
鉄道がないですがそれも建設が進んでいるようでした。
町中が少々ほこりっぽいようにも感じました。
香港もマカオも運転は非常に荒い
これは香港もマカオも共通でしたが、クルマの運転は荒かったです・・・
マカオではタクシーに3回ほど乗りましたが
- 運転手3人とも右手でスマホをいじりながら運転する。
- 3回のうち2回は運転手が耳にイヤホンを入れている(大声で話さないとダメ)。
- 車間距離はとらない。ウィンカーはほぼ使わない。急発進・急加速する。

こわいよー
香港では2階建てバスに乗りましたが、車間とらなすぎ。前の車にピッタリつけすぎ。
急発進・急加速・急に曲がりすぎ。
人も車も多いので、事故にならないかと不思議でしたがみんな慣れているようでした・・・
香港人もマカオ人も中国人観光客も元気でたくましい
ほんとに、みんな元気でたくましいです。
大声で話すし、ザ・観光客の私にも道とか聞いてくるし、愛想笑いとかしないし。
わたしら、周りに気を使いすぎと思いました。
ちなみに香港もマカオも、就業時間中のスマホは問題ナシみたいでした。
警備員も店員も、お客がこないときなんかはスマホみてたりおしゃべりしてたりしてました。
ワタシ機嫌が悪いです、という顔で接客しする店員も多数。
マクドナルドの店員も「不機嫌です」オーラを出してました。(ちなみにスマイル0円はないです)

マクドナルドにあった自動でオーダーできるマシン。店員コワいから機械でオーダーするほうが気が楽だ。

もしかすると日本がサービスしすぎなのかも?
でも、「じゃあ香港人・澳門人は不親切か?」というとそういうわけではなかったです。
眉間にシワよせながら大声で手助けしてくれるっていう感じ。

結果、親切に教えてもらったことたくさん
周りを気にせずマイペースなところは見習いたいな~~と思いました。
元気なんだもん。
今回の旅行で後悔したこと
旅行の内容で、一番後悔したのはコレ

もっとゆっくり日程とればよかった
せっかく行ったのだから、ゆっくり色々みてくればよかった。
なんなら香港~上海まで新幹線で移動しても面白かったかもしれない。
昔、大学生のころバックパッカー的に旅行していたことを懐かしく思い出しました。
今度はゆっくり見てみたい。
マカオでは日本人にあまり会いませんでした。ほとんどが中国大陸と香港からのお客さんのようでした。中国語最強。日本語の案内はほぼありませんでした。
香港ではわざとそうしたわけではないけど、下町の旺角にホテルをとりました。
そのせいかわからないけど、旺角でも日本人にはほとんどすれ違いませんでした。
香港はアジアの主要都市であるけど、中国に返還されて社会主義国家に組み入れられることは決まっているのだそうです。
返還されるときに「50年間は資本主義、社会主義の中国と異なる制度を維持する」と約束されたそうですが、すでに20年が経過。あと30年で社会主義っていわれると正直、

困惑するわー
政府が大きな力を持っている社会主義大国、中国の支配を受けることに漠然とした不安はあるだろうなと思いました。
でも島国日本に住む私達よりも何倍も「なんとかなるさ」精神で上手にわたっていくのだろなと思いました。
それにしてもインターネットのおかげでいろんな事情がすぐ検索できる。
今更ですが世界が近くなったんだな、いい時代になったなぁと思いました。