今日も引き続き、わたしの主義を書きます。
わたし、PTA役員やるのはキライじゃないんです。
幼稚園・小学校・中学校・高校と、1回づつは役員引き受けてきました。
やり玉に上がることが多いPTAですが、それなりに地域に貢献しているし学校の中で保護者のつながりはあったほうがいいと思います。

でも・・・疑問に思うこともいっぱいあるのよね
今日はPTAの疑問に思うことのほうを書こうと思います。
PTA総会役員の服装
新年度が始まるとPTA総会ってのがあるんです。
去年の活動と予算の使い道を報告し、今年度の活動予定と予算について審議・承認するというやつ。
そして各クラスから選出されたPTA役員をPTA総会で承認してもらうってやつ。
PTA総会は幼稚園・小学校・中学校はだいたい最初の授業参観の日(土曜)の午後にセッティングされていることが多かったです。
でも役員にならなかった親御さんのほとんどはPTA総会には参加しません。PTA総会の主な出席者は新旧役員と先生方です。
なのでほぼ身内の、いわゆるシャンシャン総会です。
※シャンシャン総会:質疑応答や議論などがなく、短時間で終了する株主総会。 多く、形式的に行われるものを揶揄(やゆ)していう。(コトバンクより)
それなのに出席するとき役員は ジーンズNG とか、なんで?
あと、毎年同じシナリオを読んでるだけなんだけど書記の選出2名っている?(書くことないよ?)
すごいときには PTA総会の予行演習を行います っていわれることもあったりして・・・

それ、いる???全員身内でしょ???
形式的なこと・代々やっていることを踏襲するのでえらく昭和な感じで物事が進むんです。
ちなみに、
4月のPTAは新旧役員入り乱れて忙しい時期で、
新しい役員を選出し役職を確定させたあと、PTA総会で承認してもらわないと活動がはじまらないという掟があります。

それにしても役員決めのあの空気、イヤですよね・・・
入学・進学で新しいクラスの顔合わせとともに保護者会が開催され、役員決めが行われます。
そこで運よく(運悪く?)役員になってしまった人はそのあと、役員会に招集され、学年長とか委員長とかの役職決めがあります。

わたしはこの役職決めのほうが苦手だったワ~~
役員を選出するための役員がいる・・・ことがある
これは中学校で役員をしたときに初めて知ったのですが
選出委員会(選考委員会というところもあるらしい)
というのがあって、次年度の役員を選出するためだけの役員さんがいます。
※これは学校によって違うし、選考委員会がないPTAもあります。わたしは息子が通っていた中学校にありました。
主な内容は
- 来年度の役員の目星をつける
- 来年度本部役員(各委員会・各部の代表と会長・副会長・書記・会計で運営されるPTAの重鎮会議)の目星をつける
どちらも 来年の体制を確立するための活動 で、年度末に近くなると忙しくなります。
よくあるパターンが12月頃に各家庭にこんな感じのお手紙がくるんです。
来年度の役員をお引き受けいただけますか?
もしくはどなたか推薦していただけますか?

えっ推薦て・・・
推薦は無記名でOKのことが多いです。
小学校であれば幼稚園でPTAやってた人・中学校であれば小学校でPTAやってた人みたいな、いわゆる人格者が無記名の推薦をうけてしまうことが多いです。
誰かに推薦を受けてしまうとその人に選考委員のだれかが電話をかけて「推薦されています、お引き受けいただけませんか」とお願いするという段取り。

なんかこわいよー
推薦なんてできないよ~
PTA連合会という大ピラミッドの末端に属する
PTAにはそれを牛耳るボス的団体があり、それがPTA連合会です。
PTA連合会は全国のPTAを組織化しているおおきーーい団体です。
※連合会に所属していないPTAもたくさんあるようです
PTA連合会は、全国大会・都道府県大会・市区町村大会と、地域ごとに大会を開催し、それぞれの代表者が集まって「研究会」を開きます。
市P、とか県Pとか、言われたりします。
この種の大会は、「幹事校」が段取りして実施にあたることになっています。
「幹事校」は輪番。順番に各校PTAに回ってきます。
この「幹事校」に当たっているとき役員をやると大変です。
わたしは小学校の本部役員をやっていた年に、PTA〇〇県大会の幹事校になっていました。
さぞかし大変だったでしょう・・・と思われるかもしれませんが、なんと、その年に幹事校になるのが決まっていたため、
一年前から PTA〇〇県大会実行委員 みたいのが別途立ち上がっており、それ専用の人員が配置されていました。

そんなすごい大会なの?!
と思いましたが、実際参加してみると、、、
中身よりも何よりも準備大変そうだなーーーって感じ。
なぜって、
来賓がくるんですよ・・
それと「講演会」とかいってえらいひとを招待して講演してもらったりします。
県のPTA大会だと、
県議会だったか?県知事だったか?、そのへんの人と開催地からも市長来たりして。
各学校でどんなPTAを取り組んでいるのかを発表し合い、意見交換をする場 なのですが、わたしなーんも覚えていません。
お茶を出したりお弁当を出したり、駐車場や座席の誘導したりというお仕事が幹事校役員に割り振られ、おまけに座席がガラガラだとマズいからとサクラで座席に座る役員もいたりして。ほんと。大変。

座席ガラガラならやらなくていいのにねぇ・・・
とは口が裂けても言えない
PTA改革がすすまない理由を考えてみた
PTAは改革したほうがいいと誰もが思っているけれど、全く変わっていかないです。
変えていく、って本当にパワーがいる大変なことなんですね。
現場のヒラ役員だと特に
打合せのときのペットボトルのお茶配布をやめるとか、会合の時間を1時間繰り上げるとか繰り下げるとかそれくらいのことは提案できても、
PTA大会をやめましょうとは言い出しにくい・・
おまけに、みんな任期が1年又は2年。
仕事や育児介護に忙しくPTA活動がメインの人はいないので、自分の空き時間に取り組むしかありません。
任期をそつなくこなすことに精一杯。改革に手を付けることができないんですよね・・・
前、中学校のPTAのとき会長が、
「パトロールに4人はいらない。2人にしよう」
と言ってくれて、満場一致で可決されました。
でもPTAはなくなっていいとは思ってないです。
震災のときとか地域連合は必要だし、セーフティラインの位置づけもあるし、顔見知りがゼロは私は不安です。
でも・・・でも・・・

なんとかならないかなと思っているうちに下の子が高校を卒業してしまう~
簡単なようで難しい問題だなぁと思っています。
あ、でも今まで関わったPTAで出会った役員さんたちは、腹の探り合いのようなあの重苦しい役員決めに耐えられず
「じゃあやるよ!しょーがねーな!!」
みたいな感じで引き受けてきた人ばかり。
サッパリしたいい人が多いというのはホントだと思います。
な~んて、PTA総会=シャンシャン総会って言ったけど
たま~~にPTA総会荒らしみたいな人も存在するんですよね!
会計報告の隅々をチェックして「バレーボール購入費ってなんですかッ」とかするどいこと言ってくるの。
すごいなぁ、ちゃんと見てるんだぁとか思いつつ、なら役員引き受けてくれたらいいのになぁと思ったり。
また気詰まりな役員決めの季節ですね。でもやってみると知り合いができて楽しいことが多かったのも事実ですよーーー!