母が亡くなり、実家にお花が届いたり花束をいただいたりすることが多い日々を過ごしました。
お花は癒されますね。母はとても喜んだと思います。
・・・とはいえ、
普段「花のある暮らし」を楽しんでいないわたし。
菊とか百合とかってお悔みっぽい&仏壇っぽい花としか思ってなかったけど、なぜ菊や百合がこういうときに使われるのか、ちょっとわかったような気がしました。
それは・・・
長持ちする&手入れがラクだから!です。
今日はその理由をメモしておこうと思います。
長持ちする花、注意点(主観)
勝手に私が感じた、お花の長持ち度です。
菊一族は長持ちする
なんといっても菊。
大きな菊だと手入れの悪い私でも数週間もちました。
花びらが落ちてきたら終わりですがそれまでは色あせもなくキレイです。
ピンポンマムなど洋菊と呼ばれるものや昔からある菊も黄緑や薄いピンクなどキレイな色が多くかわいらしいです。
デンファレ、蘭の種類は水なくても少々ならOK
蘭の種類。少々水がなくてもしおれにくいです。
百合は花粉に注意。
つぼみの状態でもたいてい花が咲きます。文句なしにキレイ。
花が開いたら花粉のついているおしべをとっておいたほうがいいです。
長持ちするけど・・・要注意な花
カーネーション
カーネーションは色がほんとうに豊富で花びらもヒラヒラしていてかわいい花です。
薄い黄緑色のカーネーション、白い菊の間にはさまってると全体の雰囲気が格段にカワイくなります。
カーネーションも長持ちするんだけどつぼみが咲いてくれなくて・・・わたしのお手入れがいけなかったのかな。
トルコ桔梗
トルコ桔梗もカーネーションと同じく花びらがヒラヒラしていてかわいらしい!です。濃い色だとキュッと引き締まる感じだけど淡い色だと可憐な感じ。
薄いピンクのも白い菊と相性バツグンでした。
でもこれも、カーネーションと同じでつぼみがなかなか咲いてくれない・・なんかコツあるんですかね?
ちなみにバラは本当は「トゲがある」ことから、四十九日までは控えたほうがいいらしいです。が・・・好きな花だったら関係ないかなーと思ったり。
かすみ草・スターチス
かすみそうやスターチスも長持ちするけど、花瓶の中で勝手にドライフラワーになっていることが多かったです。
いや、長持ちするんじゃなくて枯れていることがわかりにくいというだけかも。
お手入れのコツ
お花屋さんに聞いた花のお手入れのコツはこんな感じでした。
- 陽のあたるところに置かない。
- 風のあたるところに置かない(エアコンや扇風機の風に注意)。
- 花瓶に水をいっぱいにしない。
- 花瓶の水はこまめに変える。
花瓶の水に葉っぱがひたらないように、っていうのは本当。葉っぱが水にあたって腐ってしまうんです。
花瓶の水って案外すぐに臭ーくなっちゃうんですよね。。。
かごのアレンジは長もちさせるのが難しかった
花かごのアレンジは、カゴ部分にオアシスと呼ばれる緑色の水を吸った硬いスポンジみたいのが入っていてそれにお花が挿さっています。
そのオアシスが乾かないように水を差してねと花屋さんに言われたんだけど、いれすぎてカゴから水がもれてきたりして案外難しかったです。
ある程度お花が枯れてきちゃったらカゴからお花をバラして、小さな花瓶に生け直したりしました。
日比谷花壇・高島屋から送られてきた花は長持ちした
日比谷花壇や高島屋から送られてきたお花もあったのですが、すごい大きい箱で届きました。
写真を取り損ねたんですが、大きい箱で届いても、中に入っているのは箱に見合わない大きさの小さなアレンジだったりして・・・

過剰包装だなぁ
って思っていたんです。
がっ!
さすが名店のアレンジは花の持ちがいい!
近所のお花屋さんの花ももちろん、菊や百合・ストックなんかは普通に長持ちするんですが、あまり持たないスイトピーとかの茎の細いかわいい花も混ざっていて・・
枯れてくる花を毎日取り除いていたのですが
日比谷花壇の花は、日持ちする花だけで作り上げられてる?
と思うほどお手入れがいらなくて長持ちしました。

ちょっと変わった大き目の菊がメインで、小さめのアレンジだったけど長く楽しめたわ~
あ、でもその分近所の花屋さんのお花もとってもかわいかったですよ!
運んでくれるときに、何か一言添えてくれたりしてとてもうれしかったです。
茎の細い、可憐な花は傷みやすいのかもしれません。
ちなみに写真がこれしか残ってなかったのですが、
近所のお花屋さんが持ってきてくれた、菊とカーネーションと百合でアレンジしてくれたこんな花かご。
このまま葬儀会場へも持って行ったし、自宅へも持って帰ってきました。
20日はこのままな感じでした。
まとめ。
葬儀やご仏壇のお花は菊や百合が多いですがそれは「昔からそうだから」ということのほかに
長持ちするし手入れがいらない
というのがあるなと思いました。
お花屋さんに行って見てみると菊の種類だけでも本当に様々。色も形もたくさん素敵なのがあって、わたしが昔から抱いている「菊の花束=仏さん」のイメージが覆りました。
菊中心に、かわいらしくしあげる花束というのもいいなと思いました。
今度お花屋さんにご仏前のお花をオーダーするときは、そんな風にリクエストしてみようと思いました。