母ががんで闘病中です。8年目に突入。
(初期がんじゃないです。腹水・胸水ある状態で病名がわかりました)
闘病中のことはブログにはあまり書かないようにしてきました。
・・というか書けませんでした。
↓こんな感じのことは書いた
https://oba-power.com/archives/3234

でも今日はちょっとまじめに、がん患者の家族としてずっと感じてきたことを書こうと思います。
病気は自分のせいじゃない
当たり前なのですが、大きな病気になるとまず気持ちが落ち込みます。
母は元気で明るい人ですが、やはり自分がガンだとわかったときはすごく、すごーーーーく落ち込んでいました。
「どうしてこんな病気になっちゃったんだろう・・・」
何度も言っていました。
毎日家事にプライベートに忙しかったのに突然入院してやることがなくなってしまったというのも大きいと思いますが・・・
こんなとき、本当に余計だと思ったのは
「こういう食事をしているとガンになる」
「こういう生活習慣はガンになる」
という情報です。
信憑性がないにもかかわらずあちこちで流されてます。
すると、母は
「自分の食生活・生活習慣が悪いからこんな病気になったんだ」
と、病室で過去の自分の反省会を始めました。
ダメダメ!これほんとダメです。
主治医の先生(すごくいい人だった。この先生のおかげで命拾いした)は、
「病気になるのに理由はない」
という考え方の人でした。ガンになったのは偶然のことだというのです。
手術のときに、
「明日は手術、がんばろうね!
あ、でもがんばるのは僕たちだから~〇〇さん(母)はゆっくり寝てて」
って言ってくれるような先生です。
(いい先生でしょ~~♪年配の先生です)
でも、もし仮に、その人の生活習慣のせいだったとしてもがんになってしまったときに
「過去のアナタの生活習慣のせいです」
とわかったところで、何も解決しませんよね、そんなの。後ろ向きです。
ちなみに母はインスタント食品嫌いだしタバコも吸わず、適度に運動しておりいわゆるガンになりやすい生活をしてたわけじゃないです。
乳がんでお亡くなりになった小林麻央さんがブログで食事の写真を載せたとき、一部のわかってないひとたちが
「こんな食事したらダメ!」
と言ってました。(健康にいい食生活を提唱するビジネスの人たちでした)
何と思いやりのないことを言うんだろう・・・と思いました。
(そういう人のビジネスが成功しませんようにと思いましたよ~)
参考になったサイト
がん治療に悩むあなたに贈る言葉~アメリカ在住がん研究者のブログ
主治医の先生が説明してくれたことと同じようなことが書かれていました。
説得力があります。ぜひ参考にしてください。
病気の人にかける言葉
闘病中の人にかける言葉、わたしは見つけられないです。
母が病気になって、
入院・退院を繰り返すようになってからは特に、深刻な病気であればあるほど安易にお見舞いにいくのもどうかと思うようになったし、持っていくものも慎重に選ぶようになりました。
看病している人にはほんと「大変だよね、無理しないでね」というのがせいぜいです。
元気なときと同じように、普段の会話をしてその人と看病している人が好きなものを少し持っていく感じです。
とりとめのないこと書いてしまいましたが、闘病中の人と看病する人が余計な情報で振り回されないといいなと、思っています。
闘病中の方、それを見守っている方、お互いめげずにがんばりましょう!!