わたしは長女なのですが、わたしの実父は次男、実母は兄がいて継承すべきお墓を持っていません。
そしてわたしには男兄弟はおらず、女兄弟のみ。
わたしも妹も結婚して実家を出ています。
・・・というわけで我が家はお墓を持っていません。
実父・実母がお墓を気にするお年頃になり、色々心配だというのでどうするか検討はじめました。
ロッカー式の納骨堂を見学してみました。
実家の近くにあるロッカー式の納骨堂を見学してきました。
この納骨堂は、小さなマンション(4階建て)で、ロッカー式の納骨堂のほか、法事を営めるような集会室やお茶が飲めるような小さなラウンジがありました。
希望があれば、永代供養(30万円だそうです)もできるそうです。 思ったよりずっと静かな雰囲気でした。
場所が家から近ければ、行きたいと思ったときにすぐに行けていいかなとも思いました。
納骨ロッカー。写真を撮るのはためらわれたのでHPより拝借しました。
ロッカーは、目の高さの位置が最も値段が高いそうです。
ロッカーの中に置くお位牌やご本尊などは別途自分たちで用意するのだそうです。
ロッカー式納骨堂の感想
従来のお墓とはかけはなれたイメージなのでどうかと思っていましたが、
イザ見てみるとこれはこれでいいのかもと思いました。
行きやすい場所にあるので、チョコチョコ行けるだろうしお掃除なんかをする必要がないのもいいかなと思いました。
ただ、ずっとここにあるかな・・・という心配はあります。 運営会社がなくなってしまったらこの建物どうなるのかな、とか。
私営(民間墓地)と公営墓地の違い
お墓のチラシって最近やたら目にするような気がするのですが、一般企業が運営する民間墓地と市町村が運営する公営墓地との違いから調べてみました。
今回見学した納骨堂は民間墓地にあたります。
民間墓地
- 運営している会社独特のルールがある。
ここの墓地買ったらここの石屋さんで墓石かってね、とか。 - よくも悪くも独自ルールなので、「埋葬して30年たったら永代供養墓で合葬します」「樹木葬」「プレート葬」「ペットも一緒に入れます」など今時のニーズに沿った墓地がある。
- 生前予約ができるところもある。
- 立地によって管理料が異なる印象。場所によっては公営より安い場合もある。
- 宗派についても独自ルール。最近は不問のところが多い。
公営墓地
- 都営墓地・市営墓地色々ある。
- 細かなルールはその墓地によって異なるけど、基本どこの石屋さんで墓石を買ってもOK。
- 人気が高く、抽選になっているところが多い。
- 新規の公営墓地は少なく、今までどなたかが使っていた場所が「返還」され、公募されている。
- 申し込みにルールのあるところが多い。例えば現在どこにも埋葬されていないお骨を持っているとか。
- 宗派不問。
東京都営霊園はいくつかあるけれど、千葉県営霊園はないみたいだし、 千葉は市営霊園がある市町村があるけど、埼玉には少ないみたいだし、市町村の気分であったりなかったりしてるのかな。
市営霊園でも、実両親が住んでいるところはお骨を持っていれば申し込みできるけど、わたしが住んでいるところはどこにも埋葬していないお骨じゃないとダメだったり。
申し込みの基準はバラバラでした。
まとめ
お墓選びって家選びと同じでピンとくるものが必要なのかなと思ったりしました。
我が家の場合はお墓を建てたとしても、ずっとわたしの子が管理していくのかなと思ったりもしました。
最近の「墓じまい」のニュースや管理者のいないお墓がどうなるのか?ってことを考えると簡単に答えの出ることではないなと思いました。
実家の父にどんなお墓がいい?と聞いてみると、父は「どーでもいいよー」と言いました。自分が亡くなったあとは残った人がやりやすいよういしてくれてOKなのだそうです。
ただし、父は「自分がお参りする側だとしたら」と聞いてみると全く違う答えが返ってきました。(不謹慎ながら、母が先に亡くなって父が残った場合は?と聞いてみたのです)やはりお参りする場所が欲しいのだそうです。
あ、そうか。自分の立場に置き換えてみるとやはり、わたしのお骨なんてどうしてくれたって全然かまわないけど親しい人のお骨はやはりお参りしないとな、と思いました。
そういうもんか~。だとしたら、お墓というカタチだけにとらわれれずお参りできる形を考えたほうがいいのかな?とも。これから家族で相談して考えていこうと思います。