母が入院しました。
実は、持病(ガン)があり時々入院をして治療をしています。
何度かの入院をサポートして入院生活に便利だったもの・ちょっとあったらうれしかったものなどをまとめておこうと思います。
お見舞いの前に必ず確認すること
お見舞いにいっていいかどうか確かめる
お見舞いって、喜ばれる場合とそうじゃない場合があります。
突然行くのはできるだけ避けて、体調を確認してお見舞いにいっても大丈夫かどうか、本人またはご家族に確認したほうがいいです。
特に女性はパジャマ姿にノーメイク。体調悪くてみだしなみを整えるのに時間がかかります。高齢であってもそれは同じ。
よっぽど仲がいいか、骨折みたいな入院で本人が元気であるとかそういう時以外は「元気になったら快気祝いしよう!どのお店がいいか考えといてね!!」のほうが喜ばれることがあります。
食べていいのか、食べてはいけないものはないのか確かめる
食事の制限をされていることは多々あります。本人元気そうに見えても、白血球の数値があまりよくないのでコレはダメとかそういうときもあります。
お見舞いに持って行くのは控えたほうがいいもの
お花
お見舞いの定番であるお花ですが、よっぽど本人に余裕があるか広い個室に入院しているか付き添いの人がいる状態でなければ控えたほうがいいと思います。
大部屋だと個人のスペースはかなり限られているので花瓶を置くスペースがありません。
また、切り花はお手入れが必要です。(水をとりかえる、枯れた花を取り除くなど)
場合によっては花粉や香りが本人・同室の患者さんに迷惑になることがあります。
母が入院している病院では花屋さんはなくなりました(オーダー制になり、実店舗は撤退しました)。最近では花束の持ち込みを控えてくださいという病院もあるようですね。
生もの・アイスクリーム・賞味期限の短いお菓子
冷蔵庫にいれておかないといけないものは注意しましょう。あまり大きいのは迷惑です(冷蔵庫が小さいので)。
アイスクリームや生菓子など、要冷蔵で賞味期限の短いものはその場で食べ切れる量でなければNG。賞味期限の長い焼き菓子などでも大きな箱は邪魔になったりします。
果物
その場で洗って食べれるものならいいですが(イチゴやサクランボ、ブドウなど)切らないと食べられないリンゴやパイナップルなどはちょっと面倒かも。
母は抗がん剤治療のあと白血球の数値が下がったので、カットフルーツもやめておこうねといわれました。みかんのようなその場で剥いて食べるような果物はOKでも、カットフルーツは時間とともに雑菌が増えてしまうことがあるので、白血球の数値が下がって免疫力がダウンしているときはNGでした。
喜ばれるお土産
テレビカード
テレビが有料(1分いくらで課金される)の病院では、テレビカードがいいかも。病院内で販売しています。
母が入院した病院では1,000円で1,000分( 約16時間40分)でした。
退院するときにテレビカードの精算もしてもらえます。
一日4時間見るとして、4日分。入院生活は退屈ですからテレビで時間つぶしができたらいいですよね。
iTuneカード、Googleカード、Amazonカードなど
スマホやタブレットで遊べるのだったらiTuneカード・Googleカードも。
楽曲やビデオを購入したり、ゲームに課金したり、ヒマつぶしのお供に心強いです。
シルクのマスク・ネックウォーマー
病院内は乾燥していますし、パジャマは首元がスースーしたりするんですよね。
マスクやネックウォーマーもシルク(絹)だと手触りもいいし保湿もできます。耳にかけることができるネックウォーマーだと眠る時にも重宝するかと。
それと、シルクは薄く洗ってもすぐに乾くのもいいです。
母にもプレゼントしました。最初は「なあに、これ」みたいにうかない顔でしたが、「なんだかんだで結構使っている」といっていました。温度調節にはいいかもしれないです。
★シルク製マスクにもなるネックウォーマー
食べれる状態だったら、ふりかけ
ごはんを食べられるようだったら、ちょっと高級な(普段自分では買わないような)ふりかけはどうでしょう。
少しづつ食べれる、小分けできるお菓子
甘党の方には小さいお菓子がいいのかなと。
母のように高齢で食が細いタイプだとサイズの大きいお菓子だと食事がとれなくなってしまうので小さなお菓子で個包装のものが食べやすいようでした。
★両口屋是清のお菓子はキャンディ包みされている手のひらサイズの小さなお菓子です。和菓子派の人なら。
★一口サイズのおいしいゼリー。常温保存です。
彩果の宝石
あったらよかったものからお土産を考える
入院生活であるとよかったな、と思うものをご紹介します。お見舞いの手土産の参考になったらうれしいです。
クロックスのサンダル
クロックスの利点は、
- すぐにはける(脱ぎ履きがしやすい)
- パタパタ音がしない
- 水に濡れてもすぐ乾く
です。
入院生活はベッドなのでトイレや洗面などのときは必ずスリッパに履き替えます。
だから脱ぎ履きしやすいのは当然。音がしないのも当たり前。
そしてシャワーにいったときなんかに濡れてしまってもすぐに乾くというのは本当に助かります。(ふつうのスリッパだと乾くまでに時間がかかるので)
ハンドクリーム&リップクリーム
病院内は本当に乾燥しているし、独特の薬の匂いもします。
いい香りのするハンドクリームとリップクリームは気持ちが和みます。
香りに好みがあるけれど、柑橘系(レモンとかグレープフルーツとか)だと男性でもスッキリするかも。
でもあまりに強烈な香りだとまわりの人に迷惑になってしまうので、外国産のものは避けました。
コップのフタ
こういうやつです。
水分補給やクスリを飲んだりするので入院生活にマグカップは必需品ですが、ホコリよけにもフタがあると安心です。
病院の売店ではプラスチック製のものが売られていましたが、「カチャン」と音がするのでシリコン製のもののが使いやすかったです。
ちなみにこのシリコン製のふたは100円ショップで買いました。
保温マグ(ふたつき)のような、密閉できるタイプは洗うのが大変なので普通のコップタイプが断然いいです。さっと洗えてすぐ乾きますからね。
アロマオイル、サシェ(匂い袋)など
WiFiとタブレットについて
タブレットとWiFiで結構時間つぶしができます。
その人の趣味に応じて、読書やお絵かきなんかができます。
道具が少なくていいですよね。
わたしの母の場合、病名がガンだったので入院中にガンのありとあらゆる情報を検索して暗くなったりしないかなーとそれだけが心配でした。
でもネットの情報より主治医の先生を信頼しているようだったのでネットでみた気になる情報も先生に確認して、まるごと信じることはなかったです。
パズルゲームやお絵かきアプリで遊んでいました。
何より、孫やわたしたちとLINEで写真共有したりするのも新鮮だったようです。
ちなみに、タブレットはわたしのiPadを、WiFiはレンタルを利用しています。
★1日のみなら433円でレンタルできるWiFi
↓このお店は1日のみなら433円。
↓こちらのお店は1日だけだと高いけど、一週間なら2,490円。
大部屋ならヘッドホンも
本人が使っているものがあればそれがベスト。
ラジオも結構たのしかったみたいですが大部屋だと音が気になるのでヘッドホンは必須です。
入院中の人にかける言葉
わたしの母の病気は「がん」です。初期がんではなかったので気持ちがかなり落ち込みました。
闘病中の人に「がんばってね!」と声をかけるのは避けましょう、と書いてあったりしますがじゃあなんて声をかけたらいいのか、迷いますよね。
わたしなりの答えは・・・
病気について話さない
です。
本人が病気の話をしたそうなら聞いてあげてほしいと思いますが、こちらから病状や回復の見込みなんかは聞かないほうがいいかなと思います。
ずーーっと病気のことばかり考えて時間をすごしているのだから、世間話とか日ごろしゃべっていたこととかをいつも通りおしゃべりするのがいいのかなーと思います。
ちなみに母がうれしかった友人からの言葉は
「思ったより元気そうで安心した。退院するの待ってるよ」
みたいな元気な言葉だそうです。
大きな病気にかかったとき、一番大事なのはメンタルかなーと思うようになりました。
よく「前向きな気持ちで」といいますが、これって言うのはカンタンですが実践するのはかなり難しいです。
病院だからどうしても、隣室の人が亡くなったとか、別の病気がみつかったなんていうのは日常です。
そんな中で自分の病気と向き合い治療に専念するのって気持ち的に結構しんどいことなんですよね・・・
なるべく病気とは正面から向き合わずにお笑い番組とかみて笑うというのが大切かなと思いました(その人の性格にもよるけど)。
あと、病気になったのは誰のせいでもないので自分を責めないように!
時々、今までの食生活が大きな病気を誘発したからこれからは食べるものに気を付けてなんてどーでもいいことをワザワザ言ってくる人がいますがザックリ全部無視しましょう。そういう記事や本もなるべく見ない方がいいです。
病気になっちゃった本人が一番ツラいですが、周りの家族もなるべく病気と正面から向き合わず、平常心でいきましょう!