みなさんは
なーーんてことをいう若者を見かけたことはありませんか?
わたしはあります。
YouTubeなんかのインターネットが今までの常識を変えているのは確かだけれど
よっぽどのアイデアと根気がないと
Youtuberにはなれないよ、とおもったりしてます。
でも・・・
実際YouTuberってどうやって稼いでいるんだろ?
今更ですが、調べてみたのでメモしておきますね。
YouTuberの主な収入源は広告収入。GoogleAdosenseというものです
YouTuberの主な収入源は動画に表示される広告です。
動画を見ていると、動画が始まる前に数秒間のコマーシャルを見せられたり、
動画再生の間ずっと、動画の下とかに広告が表示されたりしますよね。あれです。
YouTube動画をアップしようとするときに、広告を表示するかどうかを選ぶことができ、
広告を表示することを選んだ場合は、表示させる広告をどんな種類にするかを選ぶことができます。
- 広告をオーバーレイとして表示:動画の下の部分にずっと表示される広告
- スキップ可能な動画広告:動画が始まる前に表示される広告。何秒かみてからじゃないとスキップできないヤツ。
1再生あたり、いくらぐらいになるのか?
これは一概にいくら、ということはいえません。 なぜなら、動画の広告は
- 表示される広告の種類
- 動画再生時間
によって異なるからです。
さきほど説明した広告の種類(スキップできないタイプの広告・画面の下にずっと出る広告)によっても違うし、
表示される広告の種類(保険の広告か、ホテルの広告かというようなこと)によっても違うのです。
また長い動画のほうが広告は高くなります。
ということをふまえて、だいたいの平均でいうと
1再生あたり 0.04円~0.24円 。
目安としてよく、1再生あたり0.1円といわれています。
目安通りに計算すると、1万回再生されると1000円の収益になります。
一日1万回再生されるとして、1か月で30万回再生されて、30000円です。
ちなみに、 人気YouTuberのはじめしゃちょーが11月10日に再生された動画は2日たって1,524,192回再生されていました。
目安通りに計算すると、2日で152,410円です。
・・・あとは計算してみてください。はじめしゃちょーが何本の動画を世に送り出しているかを、です。(すごいです!)
ピコ太郎は・・・
ピコ太郎の 「ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)」オリジナル楽曲のYouTube再生数は、10月で4000万回を超えています。 でもピコ太郎はavex musicに所属しているタレントさんでYouTube広告で稼ぐ人ではありません。 (広告も貼られていません)
でも参考までに さきほどの目安をもとに計算してみると
4000万回×0,1円= 400万円
これはオリジナル楽曲だけの話で、ロングバージョンとか色々あるし、 それに今は11月でもっともっと動画も増えてるし、再生数もうなぎのぼりなハズ・・・ でも、この目安をもとに計算しただけでも 数本の動画でクリック広告で稼げるようになるというのは 本当に大変なことだとわかります。
でもピコ太郎の「ペンパイナポー」で広告収入を得る方法は他にもある
ちょっと話はそれますが 去年私は子供の学校の卒業対策委員で、記念DVDを作る係でした。
よくある、みんなの写真をスライドショーにしてBGMを作ってパーティで見る、というやつです。
好評だったので、いろんな人にも見てもらおうと、 YouTubeに(URLを知っている人だけ公開で)アップしようとしたのですが、 著作権にひっかかってどうしてもアップできませんでした。
BGMに使っていた曲が、有名アーティストだったため、 著作権にひっかかって削除されてしまうのです。
写真はオリジナルだったのにBGMでひっかかる・・・
YouTubeにはContentsIDという仕組みがあって、 アーティストの著作権を管理する事務所がYouTubeに、Aという曲を登録しておくと、 他の一般人がAという曲を使った動画をアップロードしたときに登録データと照合され、 [動画には著作権で保護されたコンテンツが使用されています] と表示されてしまいます。
だからわたしは、何気なくAという曲をBGMにしたために、【著作権で保護されたコンテンツが使用された動画】とされてアップロードすることができなかった、というわけです。
YouTubeには ContentsID という仕組みがあります。
著作権者は Content ID というシステムを利用して、簡単に YouTube 上の自分のコンテンツを特定し、管理することができます。
YouTube にアップロードされた動画は、コンテンツ所有者が提出したファイルのデータベースに照合され、スキャンされます。著作権者は、動画に含まれるコンテンツと自分の作品が一致した場合にどのような対処をするか決定できます。この際、該当の動画に対しては Content ID に関する申し立てが行われます。
引用元:YouTubeヘルプ「ContentsIDの仕組み」より
でもちょっと調べてみると、
Aという曲の著作権を管理する事務所にはYouTubeで自分たちの曲の著作権を保護する方法に2種類あることがわかりました。
ひとつは、該当する動画を削除することです。
今回わたしは「アップロードできなかった」と書きましたが、アップロードしたらすぐに削除されてしまっていたのです。
だから、Aという曲の著作権を管理する人は、該当する動画を削除することを希望したのですね。
そしてもうひとつは、広告を配置する、です。
これは、著作権を管理する事務所が関連動画を発見したときに、自社に収益が入るような広告を表示するのです。
例えば・・・Aとういう楽曲を勝手に使った動画がアップロードされたときに
勝手に使われた動画に広告を貼ってその収益を自分のものにする、という方法です。
すると、
私の動画が再生されるたびに広告が表示されるようになり、その収益はAという楽曲の著作権を持つ事務所が受取る。(1再生だいたい0.1円程度)
これってなかなかすごくないですかーー!
ピコ太郎で考えてみると、
ピコ太郎は「ペンパイナポーアポーペン」の著作権を持っている。
だから、この曲を使ってみんながいろんなバージョンのペンパイナポーアポーペンの動画をアップすると
その動画を削除する権利は持っている。
だけどそれを使わず、広告を表示させてその収益を自分のものにすることができたら・・・??
なかなかすごいことになりそうです。
(ピコ太郎が実際にそれをしているかどうかはわかりません。例にしやすかったので・・・ごめんなさい)
そう思って考えてみると
わたしが動画にAという曲を使ったのは、とてもいい曲だから。卒業シーンにピッタリの希望あふれる曲だったからです。
見てくれた人も、Aという曲を素敵だといってくれて、アーティストや曲の認知度は少しだけ高まったかもしれません。
その曲が好きだから何か作りたかった人はそれで満足するし
曲の著作権を持っている人もそうしてその曲がもっともっと広まっていくことと広告収入が期待できるし
両方が満足する仕組みなんだーー。と思いました。
著作権に関してはいつも、勝手に使ったらダメ・お断りして使っても使い方が難しいとか、一般人には使わせないようにしてるんだなーといつも思っていました。
ちょっと前は、喫茶店に著作権のついている曲をながすたびにいくらとか、「ほんとにこの曲をみんなに広めたいのか?」と思うようなこともありました。
★参考:お店のBGMにお気に入りの音楽CDをかけると著作権使用料がかかるの!?~演奏権にまつわる話 by フジサンケイビジネスアイ
なんか違いますよね。
そう考えるとこの広告のやりとりの仕組み、とても面白いなと思いました。
さてさて、YouTuberになりたいなぁとのんきに言っていたのは実はわたしの長男ですが
YouTubeで稼ぐのはカンタンではないということはわかったようです。
でも
ネットで成功している人は、ずーーーっとあきらめずにやってきた人だ、ということも感じてくれたようです。
あ、ちなみにこのブログも収益化は全くうまくいっていません。
でもブログ好きなのでずーーーーっとあきらめずにやっていこうと思っています(笑)。